サイアノタイプ(日光写真)のワークショップに行ってきた話。

日光で物の陰を写し取る「サイアノタイプ」のワークショップに行ってきました!

美濃太田宿の一帯で開催されたアートイベント「きそがわ日和」。
3人のアーティストの方が古民家で作品を展示する傍らで、「サイアノタイプ(日光写真)」という珍しいワークショップがあると聞いて、参加してみました〜!

サイアノタイプとは??

サイアノタイプとは、薬品と紫外線の化学反応を利用して、印画紙に物の影を写しとる古典技法のひとつ。
1840年代、写真の黎明期から始まったサイアノタイプは、化学反応によるブルーがとても美しい技法であり、昔は機械や建築図面の複製にも利用されたことから未来を描く「青写真」の語源にもなりました。

今回使用するのは、クエン酸鉄アンモニウム赤血塩という2つの薬品です。
先生曰く、一般的に入手可能な薬品ですが、購入時には目的等をいろいろ聞かれるかも、とのことです。。。笑

2つの薬品をそれぞれ水で溶かした後、一緒に混ぜ合わせます。
この感光液を塗ったところが、紫外線によって青く反応するそうです。

塗り終わりました〜
万遍なく塗ったパターンと、割とざっくりと塗ってみたパターン。色むらがあっても楽しいかな??

さて、こちらは周辺の河川敷や広場で採取してきたお花や葉っぱたち。

採取してきた花たちを、思い思いに印画紙に乗せていきます。
ここで乗せたものの影を写し取って写真が出来上がります〜

どんな配置にしようか、試行錯誤。。。

こんな感じに配置してみました!

花びらと葉っぱの他にも、カットした画用紙や時計の針、クリップなどなど面白いものもたくさん乗せてみました◎

風で飛ばないようにアクリル板で重石をしたら、紫外線に当てて感光させます。
日光に当たった瞬間から、印画紙の色が黄緑色から濃い緑、そして薄いねずみ色へと変化していきました。

この日は快晴だったので、5分〜15分くらいで十分だそうです。日光に当てる時間が短いほど薄い水色、長いほど濃い青になるんだって!

だいたい10分くらいで感光終了!

上の植物や紙をどけてみると、はっきりと色が違っていてこの状態でも面白い!

ここに水を入れて感光液を洗い流すと、サイアノタイプの魅力でもあるブルーがくっきりと発色してきました!不思議だ〜〜

しばらくチャプチャプ〜っと水にくぐらせ続けます。

完成!くっきりと影が映った、サイアノタイプが出来上がりました〜◎

薄い花びらや紙は淡めに、分厚い葉っぱや時計の針はかなりくっきりと濃淡が出ていますね。テキトーにバシャバシャっと感光液を塗った左側も、無造作でいい感じです。笑

続いては手ぬぐい作り。
基本的には写真と一緒で、先生が準備してくださった手ぬぐいに自分の好きなものを置いていきます。

今回はカタカナシリーズにしてみました◎

こちらも10分程度日光に当てたら、水で洗い流して完成!くっきりと影を写し取ったサイアノタイプの手ぬぐいです〜

こんな感じになりました〜
外に出た瞬間に文字が風で崩れるハプニングもあって文字通りドキドキでしたが、なんとかうまく写ってくれました!◎

藍染のような爽やかなブルーになったので、夏に大活躍しそうな予感です。

以上、カメラも暗室も、ネガフィルムも使わないサイアノタイプは、古典技法でありながら知らないことだらけの全く新しい写真教室でした!
けっこうお手軽にできて楽しいので、お子さんの自由研究にもピッタリかもしれません!みなさんぜひやってみてくださいな〜◎

きそがわ日和HP:http://www.kisogawa-biyori.com