瀬戸内海ひとり旅、4日目。
旅行もついに4日目に突入。今日は松山から今治に向かって、高速バスで瀬戸大橋を渡って尾道へ。
晴れていたら途中で下車してサイクリングしたり写真を撮ったりしたいなー、と思っていたのですが、昨日に引き続いて相変わらずの曇り・・・
ということで途中下車は諦めて、まっすぐ尾道へ向かうことにしました。瀬戸大橋は次回のお楽しみ。
高速バスでびゅーーんと1時間くらいで尾道に到着。
「しまなみサイクルエクスプレス」っていうバスを利用したのですが、このバスにはなんと自転車も載せることができるそうです(ただし要予約)。
この日は雨だったのですが、何人かの人がすごく立派なマウンテンバイクを車内に持ち込んでいてビックリ。さすがしまなみ海道、晴れていたらサイクリングはとびきり気持ちいいんだろうなーーー。
尾道駅に到着!
さて尾道に到着し、予定も早まってしまったので尾道の街を心行くまで散歩することにしました~
以下そんな様子を写真多めにお届けします。
尾道に来たら尾道ラーメン食べないと始まらないでしょ、ということで駅から歩いて10分くらいのラーメン屋「喰海」で一杯。
あっさりした醤油スープと背油のコクが麺に絡まって、美味い!
煮卵とチャーシューがついて580円っていうリーズナブルさも素敵。
喰海
HP:http://www.kuukaira-men.com/
Open:10時~21時
Close:水曜日
Access:広島県尾道市土堂1-12-11
坂の町なだけあって、石段がめちゃんこ多い・・・あとは細く入り組んだ路地もたくさんあって、Googleの地図はまったく役に立ちません。笑
ほとんど動物的勘のみでウロウロしていましたが、それでも結構すんなりと目的地にたどり着けるという不思議。
細い路地の向こうにある小さなパン屋さん「ネコノテパン工場」を発見。
本当に小さいパン屋さんなので、大人が一人入ったらいっぱいになってしまうくらいの空間です。
チョコクロワッサンと、カリッカリに焼けたベーコンエピをチョイス。美味い!
カヌレやクッキーとかの焼菓子に加えて、食パンやバゲットとかの大きいパンも種類豊富にありました。
外から覗いてみた工房には栗がおいてあったので、ひょっとしたら近々栗のパンが出るのかもしれませんなー。
ネコノテパン工場
HP:https://pan.catnote.co.jp/
Open:10時~夕暮れ
Close:火曜日、水曜日
Access:広島県尾道市東土堂町7-7
ネコノテパン工場からさらにクネクネと坂を上がっていくと、見晴らしの良い「空猫カフェ」に到着。
ベーグルサンドと柑橘ジュースのセットをチョイス。
こんがり焼かれたプリップリのハーブチキンとモリモリの野菜、そしてむっちりと歯ごたえのある香ばしいベーグル。めちゃんこ美味い!最高です!
ワタクシの中のベーグルサンド選手権第一位に躍り出てきました。
古民家の2階にある空猫カフェ。窓際の席からは尾道の街と瀬戸内海が一望できました。
これで晴れていたらなー、と思わないでもなかったのですが、しっとりと雨が降る街も情緒があっていいのかな、とも思ったり。
実は訪問した日の前日まで夏季休業中で、ちょうど今日が営業再開の日だったとのこと。ラッキー!
雨の平日だからか他のお客さんもおらず、美味しいサンドイッチと雨の音と景色をゆっくり楽しむことが出来ました。
空猫カフェ
Open:11時30分~17時
Close:月曜日~木曜日
Access:広島県尾道市東土堂町6-11
尾道といえば文学の街としても有名、ということでカフェからてくてく歩いて「尾道文学記念館」へ。
「放浪記」で有名な林芙美子のほか、行友李風、高垣眸、横山美智子、山下陸奥らの遺稿やゆかりの品物が多数展示されています。
山下陸奥に師事していたことにちなんででしょうか、相田みつをの草稿もありました。
近くには志賀直哉が「暗夜行路」の構想を練るために滞在した居宅もあり、志賀直哉も眺めていたであろう景色を見ながら、小説「暗夜行路」の原点となった尾道に思いを馳せることもできます。
今回は天気が悪くて登らなかったけど、坂の上にある千光寺から時折ゴー――ンと鐘の音が聴こえてくるのがまたしみじみといい感じでした。
尾道ねこ歩き
尾道と言えば、坂の町、文学の町、そして猫の町。
尾道さんぽで出会った猫たちを紹介します。
記念すべき一匹目。壁の色と同化していて最初は全く気づきませんでした。
眼光が鋭いことよ・・・
雨宿りができる四阿の下で見つけた猫たち。やっぱり雨の日は屋根の下。
ベンチの下ではこんな感じでした。これが本当のキャットタワー・・・
雨に濡れていた孤高のネコ。
目が合った。
こっちに来た!
壊れかけのあばら家で会った子猫。元気に生きてほしいです。
めちゃめちゃ愛想の良かった黒いやつ。目があった途端ダッシュでこっちに来て、膝の上に乗ってきてフミフミされました。
嬉しかったし可愛かったけど、来ていたニットはえらいことになってしまいました。笑
「猫の細道」なる路地には猫雑貨を扱っているお店や小さなカフェが点在していて、猫好きにはたまらない空間になっていました。
招き猫美術館とかもありました。
猫雑貨のお店にいた黒いちび猫。
お店のお姉さん曰く、「いつの間にかどこかからやってきた子」とのこと。笑
黒いにゃんこって可愛いなー。写真撮ってる間めちゃんこ蚊に刺されましたが・・・笑
こんな感じに山側をフラフラした後、もう一度駅前商店街の方に戻ってきました。
商店街の中にあるレトロなカフェ「あくびカフェー」でひと休み。
昭和の学校みたいなレトロな内装。BGMも昭和的な歌謡曲です。
ココアシガレットやマーブルチョコといった駄菓子も置かれていて、なんともいえないノスタルジックな気分になれるカフェです。
あくびカフェーの廊下は長―――いウナギの寝床のようになっているのですが、そこを抜けると・・・
なんとも素敵な雰囲気のお店を発見。
廊下と中庭を抜けた奥にある、という立地も秘密の場所を見つけたようでワクワクしますねー。
中庭でも猫を発見しました。
柔らかい光と穏やかなBGM、棚一杯に並んだ本とCD。
店主さんのセンスでセレクトされた商品は一つ一つ手に取って眺めたくなるくらい魅力的で、いつまでものんびりとしていたい癒しの空間でした。
中でも面白かったのが、こちらの「何者かからの手紙」。
バスガイド、泥棒、サンタクロース、はたまた洗濯機や角砂糖といったヒトならざるものたちからも差し出される手紙という名の小説です。
差出人は現在52種類あり、どれにしようか決めるだけでも迷いに迷ってしまいます・・・
ワタクシは休日が月曜日まで、ということで出勤日の「火曜日からの手紙」をチョイス。
昔ながらの茶封筒の中にうっすらと透けて見える便箋と、ぺリぺリと封をはがす感触、そして最近滅多にない手紙を読むという感覚が新鮮で、手紙、あるいは小説を読むといった面白さを改めて教えてもらった気がしました。
この手紙小説は東京や広島、京都などの限られた本屋さんでのみ購入できるようです。詳細はHPより。
本と音楽 「紙片」
HP:http://trokkisk.wixsite.com/teraokakeisuke/blank
Open:11時~19時
Close:木曜日
Access:広島県尾道市土堂2-4-9 あなごのねどこの庭の奥
「何者かからの手紙」
HP:http://book-sounds.blogspot.jp/
今日は坂を上がったり下りたりいっぱい歩いたなー、ということで駅前のラーメン屋さん「尾道ラーメン たに」へ。
「喰海」より細めの麺に、これまた醤油と背油のスープがよーく絡んで、めちゃんこ美味い!!
個人的にはこっちの方が好きな感じ!尾道ラーメンめちゃ美味しいな~
麺類好きにとって中国・四国地方は天国かもしれない。。。
尾道ラーメン たに
HP:http://www.onomichiramen-tani.com/
Open:11時~21時
Close:木曜日、第4金曜日
Access:広島県尾道市東御所町1-7
最終日に続きます。